ピルやアフターピルとラシックスの併用、生理不順のリスクについて

ラシックスとピルの併用や生理不順の問題

 

女性がラシックスの使用を考えている場合、「ピルと一緒に服用していいの?」という部分が気になる人もいると思います。

 

結論から言うと、ラシックスを服用しているからといって、ピルの効果がなくなるといったことはありません。また、ラシックスやピルの副作用が増強されるといったこともないので、併用自体は問題ないと言えるでしょう。

 

なお、併用に注意が必要な医薬品については

 

>>併用・配合禁忌の医薬品|飲み合わせの悪いものをチェック!

 

↑こちらで解説しています。こちらを見てもわかる通り、ピルは「併用注意」には入っていません。

 

アフターピルの影響については大丈夫?

 

アフターピルの場合は、若干注意が必要かもしれません。というのも、ラシックスには強い利尿作用があり、体内の医薬成分を尿で排出してしまう効果があるからです。そのため、アフターピルとラシックスの併用タイミングによっては、せっかく服用したアフターピルの成分が尿で流れ出てしまい、きちんとした避妊効果が出ない恐れはあります。

 

なので、もしアフターピルを利用するなら、ピルを飲んでからしばらくの間(2~3日程度)はラシックスの服用は控えたほうが無難でしょう。

 

そもそも、アフターピルの避妊効果は100%ではないので、ラシックス無関係に妊娠してしまう場合もあります。なので、どうしても避妊したいなら、日ごろからピルを服用しておくことをおすすめします。

 

ピルとラシックス併用のリスクはないの?

 

ラシックスとピルは併用注意ではないですし、ピルの効果を減少させるということもありません。しかし、だからといって併用にリスクがないわけではありません。

 

というのも、ピルには「むくみ」の副作用があります。つまり、仮にむくみ治療でラシックスを服用していたとしても、ピルのむくみが加わってしまい、思うようにむくみが改善できなくなる可能性があるのです。その結果、慌ててラシックスの服用量が増やしてしまうリスクがあります。

 

「併用の問題はない」といっても、それはあくまで通常の用法・用量を守った上での話。もしむくみが悪化してしまい、必要以上のラシックスを服用してしまうと、どんな悪影響が出てくるかはわかりません。一番ありえるのが、ピルの成分を大量の尿で排出してしまい、思ったようにピルの効果が出なくなることです。他にもさまざまなデメリットが考えられるので、仮にピルでむくみがひどくなったとしても、ラシックスの量を自己判断で増やすことはNGです。

 

生理の前後や生理不順とラシックスの関係

 

女性によっては、生理前にどうしてもむくんでしまう体質で、体重が2~3キロ増えてしまうなんてこともあります。そして、その対策としてラシックスを個人輸入などで入手し、生理の前後で服用してむくみを取ろうとしている女性もいるようです。

 

実際、生理前のむくみで診察を受けると、ラシックスが処方されるケースもあります。なので、ラシックスを使う方法も間違いというわけではありません。しかし、ラシックスには低カリウム血症や低血圧など、さまざまな副作用があります。

 

>>ラシックス副作用の解説まとめ

 

もちろん、産婦人科などで診察を受けたうえでラシックスが処方された場合は、ラシックスが最適と判断されたうえでのことなのでよいでしょう。しかし、他にもカリウム保持性の利尿剤「アルダクトンA」や、むくみ予防効果のある低用量ピル「ヤーズ」などもあり、そちらを処方される可能性もあります。そのため、自己判断でラシックスを使ってしまうと、こういったその他の選択肢をつぶしてしまうことにもなります。なので、どうしても医薬品で生理前のむくみを解決したいなら、ひとまずは産婦人科の診察を受けるべきです。

 

ラシックスが体に合わず、副作用などが出てしまう場合、体調不良やストレスなどを感じ、生理不順に陥ってしまう可能性もあります。そうならないためにも、自分で判断しないことが重要なのです。

 

また、生理不順やむくみ対策ができるサプリもありますし、運動や睡眠改善、半身浴による血行促進などである程度のむくみ対策は可能です。すぐに医薬品に頼るのではなく、自分にできることから始めるというのも考えるべきではないでしょうか。