ラシックスを高齢者が服用する際の注意点とは?

高齢者がラシックスを服用する際のリスク

 

もともとラシックスは高血圧やさまざまな浮腫に使われる医薬品なので、高齢者ほど利用する機会は多い傾向があるとも言えます。医師が必要に応じて処方した場合は、その通り服用して治療していくことが大切です。

 

ただ、どんな医薬品であれ、高齢者(65歳以上の男女)の場合、服用はより慎重に行う必要があります。それはラシックスも同じで、あらかじめリスクを理解しておくことも重要です。

 

高齢者はラシックスの少量服用から始める

 

基本的に、高齢者がラシックスを服用する場合は、通常の用法・用量よりも少ない量から始めることが推奨されています。

 

高齢者には、次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
ラシックス添付文書:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00059390.pdf

 

それでは、なぜ少量開始をするのでしょうか?

 

脱水・低血圧の可能性がある

 

ラシックスは利尿剤なので、利尿作用が働いたために血漿量も減少してしまい、脱水や低血圧を起こすことがあります。その結果、立ちくらみやめまい、失神などを起こし、転倒してケガをするなどのリスクがありえます。

 

脳梗塞などの可能性がある

 

ラシックスによって急激に利尿作用が高まると、血漿量が減り、血液濃縮がおこして脳梗塞などの血栓塞栓症を誘発することがあります。また、一般的に過度の降圧を行うことで脳梗塞のリスクも高まってしまいます。

 

低ナトリウム・低カリウム血症のリスクが高い

 

ラシックスの副作用として、低ナトリウム血症、低カリウム血症があります。→ラシックスは低カリウム血症のリスクが大きい

 

高齢者になるとこれらのリスクが高まることがわかっています。

 

上記が少量開始の理由となります。少量だと効果は小さくなりますが、その分リスクが低くなるので、高齢者の場合は効果を発揮させつつリスクを抑える服用量を模索することになります。ただ、これについては医師が考えることなので、こちらで懸念する必要はありません。

 

美容での自己判断での利用が危ない

 

高齢者のラシックス服用には、すでに解説したようなリスクは確かにあります。しかし、治療効果もあるわけで、そのバランスを見極めつつ医師が処方していくことになります。

 

しかし問題なのは、ラシックスを個人輸入によって自己判断で手に入れてしまうケースです。若い女性が美容目的でラシックスを入手するのが一般的ですが、美容意識の高まりによって、中高年以上の女性が手に入れているケースも出ています。

 

若い女性ならOKということではありませんが、中高年以上の女性の場合、すでに解説したような理由から、余計に自己判断での服用はリスクが高くなります。さまざまな疾患を治療する目的なら、医師に任せて問題ありませんが、美容目的を含め、自己判断での使用は避けるべきです。

 

→ラシックス【副作用が危険?利尿剤通販のダイエット!】

 

↑でラシックスの副作用については解説しているので、自己判断での利用を考えているなら一度参照してみてください。